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2010/11/16
チュ-害シリーズ 鼠のいたずらといやがらせ

鼠による被害は衛生的鼠害と経済的鼠害に大別され、日本でも外国でも伝染病や農林業の鼠害の対策に何百億という費用を掛けている。これらの大きな鼠害とは別に、昔から民家や倉庫や店舗で、ものをかじったり、あばれたりして問題になっている。人形の鼻を噛み切ったり、店先に積みみ上げてある衣料品や食料品をかじったりと愛嬌のあるいたずらなら笑ってすませるが、そのいたずらを止めようと人形をガラスケースに入れたり、食料品や衣料品を片付けると鼠のいやがらせが起こる。おしっこをかけたり、大切なものをこわしたり大暴れする。

 ある飲食ビルの会議室で年末の売出しのため残業がつづき、毎日最後には夜食やビールのおつまみが出ていたが、後片付けをしていなかった。そのうち鼠の糞が落ちているのに気付き、夜食をやめた所、皮張りの椅子がかじられたり、本に小便をかけられたりで大騒ぎになった。鼠が出た時の処理は慎重にせねばならない。鼠は糞をどこにでもするので通った所に点々と落ちているが、小便は臭いも強く、ばい菌もたくさんいで、鼠にとっても危険なのでする場所はきまっている。物品に鼠が小便をかけるのはいやがらせである。鼠とりのかごや殺鼠剤にもよく小便をかけているが、これは仲間に対する警告らしい。

 鼠の被害も経済の高度成長につれ、民家からビルへ、店舗や倉庫から百貨店や地下街へとその行動範囲も広がり、被害の対象も食品や衣料品から電線、コンピュータ、通信ケーブル、さらに光ファイバーへと広がってきている。最近ビル内の電気関係の配線は全部鋼管の中を適すか、忌避剤のナラマイシン塗料で保護されている。家庭内の電線はまだビニール線のままだが、今回の地震により、民家の電線も鼠の被害をうけていることが分かった。倒壊した家のスイッチボックスの後ろに鼠の巣があり、鼠の子供が3匹はさまれて死んでいた。ティッシュペーパーやタオルや木くずをとりのぞいた所、電線が鼠によりかじられて裸になっているのが見つかった。消防署の方に見せると、「昔から電線の回りは暖かいのでよく鼠が巣をつくっている。電流が通っている裸の電線に鼠が小便をかけると発火する。回りに紙くずや木くずがあると火災の原因になる」と言われた。

 鼠のいたずらで電線やケーブルがかじられ、新幹線やポートライナーが止まったり、銀行のオンラインが止まったこともある。

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